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「宇宙軍士官学校」について、色々考えていること。

 本日、11月22日は早川書房から「宇宙軍士官学校」の二巻が発売される日である。

 二巻の書き方は、一巻の書き方と、さほど変わっていない。
 わかりやすく、読みやすく、展開がサクサクと進む。
 
 しかし、内容はちょっとハードになって来ている。
 描かれている内容はハードだが、書き方が軽いので、さほど読者の負担にはならないと思う。

 小説の印象は「語り口」で、かなり左右される。
 わかりやすく読みやすく書くと、結構重い内容も、するっと読んでもらえるのだ。

 私は、今の読者の方にとって、一番重要なのは、この「読み手にストレスを与えない」と言う書き方ではないかと思う。

 内容を深く読もうと思えばいくらでも読める。そういう内容の情報をしっかり持っている物語を、さらりと読ませる。

 これが、私の考える「エンタティメント」である。

 しっかりとした設定とバックグラウンドを持った世界観の話を、しっかりと書くのは、スタンダードな書き方である。

 私はその「書き方」の部分にジュヴナイルの手法を使っている。
 ジュヴナイルとライトノベルの違いは何か。それは、キャラクターの描き方だと思う。

 ジュヴナイルは、作品世界とキャラクターが独立している。平行して描かれる。
 ライトノベルは、キャラクターと作品世界は同一である。世界はキャラクターに付随するものとして描かれる。

 宇宙軍士官学校は、キャラクターを、ほとんど描写していない。女の子も出てくるが、物語を動かす脇役の位置に留まっている。

 唯一主人公に影響を与えるキャラとして描かれているのは、電子人格の「ロボ」だけである。【笑

 私は、宇宙軍士官学校で「展開」を書こうと思っている。
 キャラクターに対する興味で物語を引っ張っていくのではなく、キャラクターの直面する事件に、どう対処するのか、というその思考や方法に対する興味で、物語を引っ張っていけたら、と思っている。
 この点で、一般的なライトノベルとは大きく違う。

 果たして、こういう書き方が、受け入れてもらえるかどうか、おっかなびっくりで一巻を出したのだが、おかげさまで、増刷される程度には売れてくれた。

 そしてこうして何とか二巻も出すことができた。
 
 構想では全五巻くらいでまとめるつもりなので、この後に続く巻も楽しみにしていて欲しい。
 もっとも、売れなければ、その時点で終了であるが。【苦笑



 
 


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